コラム|春になったら…[Part 1] 人と組織を進化|株式会社ユニゾン・UNISON

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春になったら…[Part 1]

日本企業の多くは、4月に新年度を迎える。マネジャーにとって新年度は、部下たちとの“親密感づくり”の季節である。

部下との間に親密感は必要か?当のマネジャー方に尋ねてみると、その見解は分かれる。「仕事なんだから仲が良い必要はない」と否定的な見解を示すマネジャーもいれば、「業務を円滑に進めるためには欠かせない」と肯定的な見解を示すマネジャーもいる。また「ないよりはあった方が良いがマストではない」という中間派もいる。

私たちは、マネジャーにとって部下との親密感は欠かせないという立場をとっている。ここでいう“親密感”とは単に“仲が良い”という意味ではない。マネジャーと部下が互いに、好感・期待・信頼を寄せ合っている状態を理想型とするものである。そして、この親密感がなかりせば、端からマネジャーの仕事が行き詰まることになってしまう、そう考えているからだ。

マネジャーは「組織全体の成果を最大化する責任を負う人」である。そのように考えてみると、マネジャーが部下にしなければならない最も重要なことは、彼ら1人ひとりに負荷をかけることに尽きる。自分との間に親密感が醸成されていない部下に負荷をかけるのは容易ではない。親密感がない部下に対して負荷をかけるには、理屈で論破するか、強要するしかないだろう。しかし、上司に論破されたり強要されたりして“引き受けさせられた負荷”を、嬉々として背負う部下が果たしてどれだけいるのだろうか。

あるいは、部下との間に親密感がなく、理屈で論破することも強要することもできないマネジャーはどうなるか。本来は部下に引き受けさせなければならない負荷を、自らが背負ってしまうしかなくなる。結果的にマネジャー自身がオーバーフローして、マネジメントが機能不全に陥ってしまう可能性が高い。さらには、自身の心身の健康にもリスクが増すこと請け合いである。そうであるから、マネジャーにとって部下との親密感は欠かせないのだ。そして(いうまでもなく)部下との親密感を構築するのは早いに越したことはない。

そこで、春になったら…である。今日から新年度というマネジャーも多いはずだ。
皆さんには是非、1人ひとりの部下との親密感づくりに励んでいただき、可及的速やかに彼らとの間に親密感を醸成してほしいと思う。これは、新任マネジャーや異動したマネジャーだけに限った話ではない。組織に変更がなかったマネジャーに対しても然りである。いやむしろ、そういうマネジャーこそ、新年度のスタートにあたって、これまでの部下との親密感の状態を点検し、再構築する必要がある。春(新年度のスタート時期)は、その絶好の機会である。なんとなれば、前年度の禊(みそぎ)ができるのは1年に1回、この時期にしかやってこないのだから。

では、具体的にどのように部下との親密感を構築していくのか?そのことについては、次稿に譲りたい。

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